こだわり(3)パイプ土

伊賀地域特有である"古琵琶湖層群"の無菌で安全な山砂を採取し、パイプ栽培に使用しました。

古琵琶湖層群とは約400万年前の琵琶湖と河川の堆積した地層を言います。簡単に説明いたしますと、遙か遠い大昔、この伊賀地域や隣接する甲賀地域などは、現在の琵琶湖と同様の大山田湖と呼ばれる湖でした。
この古琵琶湖層群の伊賀地域の土質は、不濁汰の粘土層を主体とし、砂質や礫質を挟む地層で形状されているのが特徴です。
私達はこの、400万年前の砂質にとても魅力を感じ、大型重機で掘削作業し採取しました。
 

            【古琵琶湖層群】                              【地層調査中】

 【大型重機で掘削作業】                           【採取した砂】

一般に自然薯栽培パイプ内の土質は粘りのある赤土などが主流ですが、無菌という絶対条件も先人の教えでした。
キメ細かい400万年前の砂質は弱酸性で、溶出試験結果でもすべての項目に細菌は検出されず、赤土とは違う土質ですが、無菌という絶対条件には安全で健康に使用できる砂でした。また、砂色が肌色であるので、色移りや成長段階でのストレスも少ない形の良い自然薯に育ちます。

 

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